高血圧は、現代病ともいえる生活習慣病です。食生活の欧米化や運動不足が病気に拍車をかけています。
最近は、健康診断により高血圧を指摘され治療を始められる患者様も増えています。しかし、一方で中等度の高血圧では自覚症状が出ないため、未治療のまま放置されることもあり問題となります。
その結果、未治療のまま放置された高血圧は年月をかけて全身の臓器を障害し、数十年後に大病につながることもあります。
高血圧症の治療には、運動療法と食事療法を基本とした生活習慣の改善と薬物療法があります。
当院では、医師と管理栄養士により患者様にあった一番良い方法を選択させていただきます。
薬を飲み始めたら一生飲まないといけないという誤解もありますが、生活習慣の改善により内服を中止できることもあります。
診察時や健康診断の時の血圧は高くなることが多いため、当院では「家庭血圧」といって自宅で血圧測定をし記録していただくようにお願いしています。
家庭血圧の記録から薬剤を調整し、生活習慣の改善にもあわせて取り組んでいきます。