ここ数年、咳が止まらないために受診される方が増えています。
連続した咳の消費エネルギーは大きいため、体力を消耗し、場合によっては骨折も起こすことがあります。
そんな咳は早く止めたいと咳止めを希望される患者様が多いですが、咳止めは対症療法にすぎず、根本的な治療を行わなければなかなかよくはなりません。
市販薬で症状が軽快する場合はいいですが、改善しない場合は早めに受診して下さい。
肺炎、あるいは気管支喘息を発症していたら、市販薬では治癒は難しいと思われます。
咳と言っても、原因はさまざま。忙しい日常生活で病院受診ができない患者様も多くいらっしゃいますが、咳止めは、あくまで咳を抑える薬であって、治療薬ではないことをご理解ください。